ミラン経営陣「クーデター」成功か…中国人オーナーの転落近し

『Corriere della Sera』は21日、「ミランのマルコ・ファッソーネCEOは、新たな投資家と接触するためロンドンを訪れた」と報じた。

今夏厳しい経営状況となっているミラン。昨年4月にオーナーとなった中国人実業家のリー・ヨンホン氏は、現在増資のための資本注入が滞っている。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

クラブの理事会は今月中に3200万ユーロ(およそ40.9億円)の増資を求めており、それが期限通りに支払われない限りは新たな経営者を求める方針であった。

リー・ヨンホン氏はさらに10月までにエリオット・マネージメント(アメリカのヘッジファンド)に借りている3億8000万ユーロ(およそ485.8億円)を返済しなければならないが、これも不可能になっているという。

また、UEFAはファイナンシャル・フェアプレー違反によってミランをヨーロッパリーグから追放する可能性が高いとされている。

そして今回の報道によれば、ミランの理事会はすでに新たな経営者を求めて動いているようだ。

新しい取締役の候補者は現在より詳しいクラブの情報を求めているとのことで、交渉が進んでいるそうだ。

また、『Il Sole 24 Ore』は「3200万ユーロ(およそ40.9億円)の増資をエリオット・マネージメントが行い、経営権を獲得することが決まった」とも報じている。

報道の内容が割れているため何が正しいかは不明だが、とにかくミランのオーナーであるリー・ヨンホン氏に危機が迫っていることは間違いないようだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社