決勝T進出をかける対決!ナイジェリアとアイスランド、注目選手5名

昨年11月に行われたアルゼンチンとの親善試合で4-3と勝利を収めたナイジェリア代表。

そして先日行われたグループステージ第1節でアルゼンチンと戦い、1-1と引き分けたアイスランド代表。

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南米の雄を苦しめたこの2チームが対決だ。どちらも決勝トーナメントに進出するためには、ここで勝点3が欲しいところ。

ナイジェリアとアイスランド、両チームの注目したい選手5名をピックアップしよう。

ウィルフレッド・エンディディ

ナイジェリア代表
レスター・シティ所属
MF
No.4
1996年12月16日(21歳)

難敵クロアチア相手に勝点を落としてしまったナイジェリア。中盤のクオリティでは大きな差があったわけだが、それでもこのエンディディの活躍には期待したいのだ。

今世界でも最もパトリック・ヴィエラに近い選手であろう。この大柄な体格に、スピード、守備力、攻撃参加、そして技術を備えた男。

流石にモドリッチとラキティッチ相手には後手を踏んだが、アイスランド相手ならばより主導権が握れる。エンディディの攻守に渡る貢献が見られるだろう。

彼のパワフルで迫力あるプレーがあれば、ナイジェリアの中盤にダイナミズムが加わるはずだ。

ケレチ・イヘアナチョ

ナイジェリア代表
レスター・シティ所属
FW
No.14
1996年10月03日(21歳)

途中出場でプレー時間は少なかったが、クロアチア戦でもそのシュート技術を見せたイヘアナチョ。

ややムラがあるところは欠点だが、限られたチャンスをゴールに結びつけることにかけては、ナイジェリアで彼の右に出るものはいない。

185cmという大柄な体格を感じさせないような動き出しと、自分の形に持ち込んでいく繊細なテクニック。そして左足から繰り出される巧みなシュート。

よりボールが収まるイグアロが主に使われているが、このナイジェリアが点を取るためにはケレチの力が必要だ。

フランシス・ウゾホ

ナイジェリア代表
デポルティーボ・ラ・コルーニャ所属
GK
No.23
1998年10月28日(19歳)

まさに今大会のナイジェリアにおけるシンデレラ・ボーイ。まだデポルティーボ・ラ・コルーニャのトップチームでも2試合しか出場したことのない、19歳の守護神が輝きを放っている。

カタールの国立育成期間であるアスパイア・アカデミーに、ストライカーとして合格した。しかし12歳の時にゴールキーパーへコンバートされ、それから7年で世界最高の舞台に足を踏み入れた。

18歳と352日でリーガ・エスパニョーラにデビューしたが、これも外国人ゴールキーパーとしては最年少記録である。

196cmという恵まれた体格に加え、冷静な空中戦の対応やシュート処理が光る。エリート育成の賜物だ。

ビルキル・ビャルナソン

アイスランド代表
アストン・ヴィラ所属
MF
No.8
1988年05月27日(30歳)

ブロンドのロングヘアを振り乱す、闘志あふれる「アイスランドのブラッド・ピット」「雷神トール」ことビャルナソン。

スタンダール・リエージュに所属していた2012-13シーズンには、日本代表の川島永嗣ともチームメイトだった。

献身的な守備と攻撃参加を武器としており、ペナルティエリアに侵入してからのシュートやヘディングも特徴だ。

ユース年代から常にアイスランド代表の中心選手として活躍。元々はセンターハーフだが、このチームでは左サイドから積極的にゴールを狙う。

ハネス・ハルドウルソン

アイスランド代表
ラナス所属
GK
No.1
1984年04月27日(34歳)

アルゼンチンとの試合で一躍スーパーヒーローとなった34歳の守護神。元映像作家ということでも話題になった。そう、作家とサッカー…。

リオネル・メッシのPKを防いだ場面は世界中で話題になったが、それは彼が持つ飽くなき探究心と想定によって生まれたストップだった。

鋭いセービングとクレバーな判断で、堅守を武器としているアイスランドの最終ラインを支える。ナイジェリアの豪華な攻撃陣の前に立ちはだかるだろう。

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