外国客に優しい遠野へ 商工会、観光受け入れ強化

©株式会社岩手日報社

マイケル・ドゥーガンさん(右)と実践形式で窓口対応の英会話を学ぶ参加者

 遠野市の遠野商工会(佐々木弘志会長)は本年度、外国人観光客の受け入れ態勢強化に向け関係者の意識啓発に取り組んでいる。第1弾として宿泊・観光業者対象の英会話講習会を随時開き、「おもてなし」の充実を図る。

 仕事のため米国西海岸のシアトルで二十数年間暮らし、今年から遠野に拠点を移したマイケル・ドゥーガンさん(59)、新田千鶴子さん(59)夫妻が講師を務める。

 2人はロールプレーイング(役割演技)を交え、接客や緊急時対応のこつを伝授。写真付きメニューなど情報の視覚化の有効性や、緊急時に外国語対応ができる施設の事前把握の必要性などを説く。

 講習会に参加した地元タクシー会社・遠野交通の前川敬子社長(67)は「近年は台湾など個人利用の外国人も見られる。送り届ける観光施設と連動した対策を急がなければ」と意識を高めた様子だ。