ウィンカーが逆転満塁弾 レッズが4連戦の初戦を制す

【カブス2-6レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

2点のビハインドを背負っていたレッズは、6回裏に突如制球を乱したカブス先発のカイル・ヘンドリックスを攻略し、一挙6得点のビッグイニングを作って逆転勝利を収めた。レッズは2つの四球とスクーター・ジェネットの内野安打で二死満塁のチャンスを作り、エウヘニオ・スアレスが押し出し四球を選んで1点差。カブスはここでヘンドリックスを諦め、左腕のランディ・ロサリオを投入したが、ジェシー・ウィンカーが内角の速球を捉え、4号逆転グランドスラムをセンター右へ叩き込んだ。レッズはさらに3連打で1点を追加し、この回大量6得点。先発のマット・ハービーは6回98球を投げてカブス打線を2点に抑え、今季2勝目をマークした。

ウィンカーは「打てる球に対して良いスイングをすることだけを考えていたよ」と殊勲の打席を振り返った。「彼(=ロサリオ)は良いスライダーを持っているから、それに対応しつつ速球のスピードにもついていけるようにしていた」と語ったウィンカーだが、「正直なところ、速球を待っていたんだ。満塁だったし、押し出しだけは避けたかっただろうからね」というのが本音。その狙い通りに速球を捉え、ひと振りで試合をひっくり返した。ジム・リグルマン監督代行は「大きな勝利だよ」と逆転勝利に満足げ。「あの回は各打者が良い打席を過ごしてくれたね」と打線の集中力を称えていた。

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