那覇一文字で25㌔ ガーラ

 6日、フィードマン那覇支部の大城恵人さんは、タマンやガーラ狙いで那覇一文字に午後2時の便で渡った。

 まず、活(い)きエサにする小魚をたらし釣りで釣った。ある程度確保できたので、とりあえずタマンタックルを1本用意し10センチほどの小魚を生きたまま背掛けにして遠投した。投入直後から生き餌の小魚が逃げ回る反応があり、竿(さお)が大きく曲がったりしたが、なかなか食い込まない。

 大物がいると確信した大城さんは、竿先を下げて糸ふけを作り魚に違和感のないようにして、食い込むのを待つことにした。作戦が的中し、すぐに糸ふけがなくなり、大きく竿が締め込んだ。完全に食い込んだところで合わせを入れると、今度はしっかりと針掛かりした。異変に気付いた大物は、きつめに締めたドラグからラインを引き出し、沖に向かって走り出した。

 重量感はあるがスピードはなく、時折首を振るような手応えが伝わった。竿から伝わる引きの感じではサメだと思った。ハリスはフロロ16号なのでサメならすぐに切られるかと思ったが、ハリス切れすることなく獲物の勢いが徐々に弱くなってきた。ポンピングして寄せにかかると、掛かった魚はゆっくり右へ左へと走り回った。慎重にやり取りをし、ギャフを打って引き上げたのは120センチ、25・5キロのガーラ(ロウニンアジ)だった。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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