脱線事故を教訓に安全誓う

©株式会社北國新聞社

 JR西日本七尾鉄道部は22日、1985(昭和60)年7月11日に穴水町古君(ふるきみ)で起きた旧国鉄能登線脱線事故の現場で、当時を知るOB3人による「語り部の会」を開き、同鉄道部やのと鉄道の社員ら約40人が事故を教訓に安全運行に努めることを誓った。

 事故は金沢発蛸島行きの急行「能登路5号」が、長雨で盛り土が崩れた線路に乗り入れて脱線し水田に転落、7人が死亡、29人が負傷した。

 OBは当時、穴水駅長だった橋本敏さん(81)、同駅副駅長だった中村光隆さん(75)、七尾線CTCセンター長だった濱彰さん(74)で、社員らと慰霊碑の前で黙とうした。同鉄道部の伊豫(いよ)拓也部長と入社2年目の熊田将成(まさなり)さん(25)が献花した後、橋本さんは「一人一人の安全意識の積み重ねが事故を防ぐことにつながる」と呼び掛けた。