バムガーナーが8回3安打無失点の快投で今季初勝利

【パドレス0-3ジャイアンツ】@AT&Tパーク

日本時間6月6日に戦列復帰を果たしたマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)が今季4度目の登板にして待望の今季初勝利をマークした。この日のバムガーナーは安定した制球力を武器にボールを低めに集め、8回100球を投げて被安打3、奪三振8、与四球2、無失点と安定感抜群のピッチングを展開。得意の打撃でも5回裏一死二、三塁のチャンスでレフトへの犠牲フライを打ち上げ、チームに先制点をもたらした。パドレス先発のタイソン・ロスから7回まで1点しか奪えなかったジャイアンツは、8回裏にパドレス救援陣を攻め、バスター・ポージーのタイムリーなどで2点を追加。3点リードの最終回はマーク・マランソンが無失点に抑え、今季初セーブをマークした。

戦列復帰後、6回2失点、6回途中4失点、6回3失点とやや物足りないパフォーマンスが続いていたバムガーナーだが、「今夜はコマンドが(過去3登板よりも)はるかに良かった。狙い通りのピッチングができたよ」とようやく本来のピッチングが戻ってきた。バムガーナーは「気を付ける必要のある打者が何人もいる」とパドレス打線を警戒していたが、得点圏に走者を背負ったのは2度だけ(いずれもマニュエル・マーゴの二塁打)。「強い打球を打たせないことを心掛けた。試合を通してそれができたと思う」と手応え十分のピッチングで8イニングを無失点に抑えてみせた。パドレスのアンディ・グリーン監督はバムガーナーが投球パターンを変えてきたことを指摘。「いつもより変化球が多かった。我々はそれにやられてしまったね」と敵軍エースの好投に脱帽していた。

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