シラサギ、愛の巣団地 阿蘇市の国道そば

国道57号から一望できるサギ山の様子をカメラに収める写真愛好家たち=阿蘇市

 阿蘇市永草の国道57号沿いの池に、シラサギ数十羽がすみ着いている。樹林に真っ白な塊がぽつぽつと点在する光景が話題を呼び、地域住民や写真愛好家らが子育て真っ最中のシラサギの様子を写真に収めている。

 サギ山(集団営巣地)があるのは、創作料理店「いちの川」敷地内にある広さ約3ヘクタールの池。店主の甲斐豊弘さん(63)によると4月末から増え、日中は約40羽、多い時は100羽近くに。「16年間店を営んでいて初めて」と驚く。

 シラサギはサギ科の白い鳥の総称。撮影に通う同市の水口泰司さん(63)は「ダイサギやチュウサギなど数種類がいる。こんなに交通量が多いところにコロニー(営巣地)があるのは珍しい」。日本野鳥の会県支部副支部長の坂梨仁彦[まさひこ]さん(61)は「人が近づきにくい場所は適地。白川水系ではサギ山が減っており、阿蘇谷一帯の繁殖地になっているのでは」と推察する。

 「来春も巣を作ってくれるとうれしい」と甲斐さん。早ければ7月中旬にもヒナが巣立つという。(中尾有希)

(2018年6月23日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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