仕事と託児を代わりばんこ ママたち農作業に汗 熊本市でコラボワーク

近くの公民館で子どもの面倒を見る託児担当の母親たち
「コラボワーク」のママさんの一人として、ナス農家で働く濱崎美樹さん=熊本市西区

 子育て中でも協力しあって短時間働く「コラボワーク」のママたちが、熊本市の農家で活躍している。慣れない作業にも熱心に取り組み、「人から必要とされるのはうれしい」と意欲を見せる。

 コラボワークは、三重県のNPO法人が考案した働き方。登録者を「就労」「託児」「待機」のグループに分け、ローテーションして子育てしながらの勤務を可能にする。

 昨年10月、西区河内町でコラボワークを体験したママたちが「ベジタフルママズサークル」を立ち上げ、4月から活動を本格化。実働は15人だが、25人が登録。働き先は、JA熊本市や県庁の協力で近くに託児場所を確保できるところを探した。7月までは西区と南区の農家2軒に決まり、両区の児童館などでチラシを配って仲間も増やしたという。

 ある日は4人が午前9時半から正午まで農家で働き、3人が公民館で託児。農家から支払われる報酬から経費を差し引き、それぞれが日当を受け取る。

 西区西松尾町のナス農家田中高毅さん(36)は「通年で雇う余裕はないが助かった。またお願いしたい」。働くママの一人、南区合志の主婦西尾恵美さん(31)は「農作業は楽しい。夫も私も県外出身なので、知り合いが増えるのもうれしいです」と喜ぶ。

 サークルの濱崎美樹代表(29)は「農業を通して地域とかかわり子育てをし、食育や農業の将来を考える場にもなっている」と話した。(熊川果穂)

(2018年6月23日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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