20安打14得点のRソックスが打ち合い制し逆転勝利

【マリナーズ10-14レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

マリナーズは主砲のネルソン・クルーズが2本塁打を含む4安打7打点の大活躍を見せたものの、チームの勝利には繋がらなかった。なぜなら、レッドソックスが23号2ランを含む4安打5打点と大暴れしたJ.D.マルティネスを中心に、今季最多20安打の猛攻で14得点を奪い、逆転勝利を収めたからだ。

マルティネスはいきなり4点のビハインドを背負った1回裏に反撃開始の合図となるタイムリー二塁打を放ち、再び4点ビハインドとなった6回裏には23号2ラン。7回裏には同点に追い付いた直後に勝ち越しの2点タイムリーを放ち、サイクル達成まであと三塁打のみに迫る大活躍でレッドソックス打線を文字通り牽引した。

一方のクルーズも、初回に19号先制3ランを放ち、2回表には5対5の同点に追い付いた直後に勝ち越しタイムリー。さらに、4回表にはディナード・スパンのタイムリー二塁打で2点を勝ち越した直後に20号3ランを放ち、マリナーズが5点のリードを奪って試合は決したかに思われた。

しかし、マリナーズは先発のウェイド・ルブラン(5回途中6失点)のあとを継いだリリーフ陣がことごとく失点し、特に1点リードを守るべく7回裏に投入されたフアン・ニカシオは一死しか取れず5失点の大乱調。先発のスティーブン・ライトが4回途中10失点で降板したあと、試合終了までを無失点に抑えたレッドソックス救援陣とは対照的だった。

逆転勝利を収めたレッドソックスは2連勝となり、この日敗れた首位ヤンキースとの差は1ゲームに。一方、14安打で10得点を奪いながら敗れたマリナーズは今季最長の5連敗となった。

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