“アルゼンチン・キラー”が目を覚ます 勝負の第3戦へ「アルゼンチン相手に得点奪うの難しくない」

アイスランド戦で2得点のムサ photo/Getty Images

クロアチア代表に0-3と敗れて苦しい状況に追い込まれたアルゼンチン代表だが、ベスト16進出への望みが完全に消えたわけではない。最終節で勝利を収めれば、もう一方のクロアチアVSアイスランドの結果次第で2位に滑り込めるかもしれない。

現在は首位が勝ち点6でクロアチア、2位がアイスランドを撃破して勝ち点3のナイジェリア、3位が勝ち点1のアイスランド、そして4位が同じく勝ち点1のアルゼンチンだ。クロアチアがアイスランドと最低でも引き分けに終わる必要があるが、アルゼンチンは最終節のナイジェリア戦に勝てば可能性が出てくる。

しかし、ナイジェリアでは厄介なアタッカーが目を覚ましてしまった。岡崎慎司とレスター・シティでスタメンの座を争ったこともあるFWアーメド・ムサだ。ムサは22日のアイスランド戦で2得点を記録してチームを勝利に導いており、相変わらず速い。しかも、ムサは4年前のブラジル大会でアルゼンチン相手に2得点を決めている。

4年前もアルゼンチンはグループステージ最終節でナイジェリアと対戦しており、その時はメッシの2得点もあって何とか3-2で勝利している。しかし今のアルゼンチンはチームの雰囲気も最悪なものに近く、最終節でナイジェリアに勝利できるかは微妙なところ。

スペイン『MARCA』によると、ムサは「これは生きるか死ぬかのゲームだね。僕たちは勝たないといけない。ただ、僕にとってアルゼンチン相手に得点を奪うのは難しいことじゃないよ」と強気なコメントをしている。前回大会の2得点に続き、今大会もアルゼンチン・キラーとなるか。

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