ワールドカップの舞台で活躍する選手の多くは欧州主要リーグでプレイしており、日頃からレベルの高いリーグでプレイしていなければワールドカップで結果を残すのは難しいと考えられているところがある。しかし、欧州を離れていても結果を出せる選手だっている。
チェルシーでプレイするMFセスク・ファブレガスは、ロシアワールドカップで印象的なパフォーマンスを見せている選手の1人にメキシコ代表FWカルロス・ベラを挙げている。メキシコといえば初戦でドイツ代表を撃破するミラクルを起こしたチームで、カウンターアタックから何度もドイツゴールを急襲したのがベラだった。
英『BBC』によるとセスクはベラについて、「選手個人で最も印象に残っているのは、ベラだ。ベラは今年の初めにレアル・ソシエダを離れ、ロサンゼルスFCに加入している。MLSや、そうしたリーグに向かった選手はレベルが落ちると人々は考えがちだ。でもドイツ相手の彼のプレイはそのケースに当てはまらない。クロースが彼を潰せなかったからね。ドイツはポゼッションをしていたけど、アイディアを欠いたポゼッションだったよ」とコメントしている。
ベラは欧州のビッグクラブで大活躍したという選手ではないが、ドイツの選手たちを振り回すだけの技術を持っている。所属しているクラブやリーグのネームバリューだけで選手の能力を判断すべきではないだろう。
