差別落書き事件で被害届46件受理 川崎市が県警に提出

【時代の正体取材班=石橋 学】川崎市内で在日コリアンを差別する落書きが公園のベンチなどに大量に行われている問題で、市は22日、器物損壊罪で提出した被害届46件が県警に受理されたと発表した。

 「朝鮮人こそ反日ヘイト」などの差別落書きは6日から18日の間、川崎、中原、高津、多摩の4区29カ所でベンチや橋の欄干などに50件発見されている。このうち市の所有物ではないものなどを除き、中原署で28件、高津署で12件、多摩署で6件の被害届が22日までに受理された。

 このほか市は50件全てを人権侵犯事案として横浜地方法務局川崎支局に通報している。

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