ホンダ田辺TD「PUは問題ない状態。残念な予選結果だが、ここからポイント獲得を目指す」:F1フランスGP土曜

 2018年F1フランスGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは14番手、ブレンドン・ハートレーは17番手だった。
                      
 金曜FP2終盤にハートレーがパワーユニットのトラブルでマシンを止めた後、ホンダは詳細な調査を行うため、このパワーユニットを日本に送り、金曜夜には6エレメントすべてを新品に交換した。仕様はカナダGPに導入した最新のもの。これによりハートレーはパワーユニットの基数制限を超えたため、グリッド降格ペナルティを受け、決勝を最後尾グリッドからスタートすることになった。

 ガスリーはQ1で10番手タイムを記録し、Q2に進出。しかしQ1での自己ベストタイムを超えることができず14番手でQ2で敗退した。

 ホンダは、FP3が雨となり、ほとんど走行できなかったものの、金曜プラクティスで集めたデータにより、決勝に向けてセットアップを最適化することができたと述べている。2台とも最新仕様のパワーユニットを搭載しており、プラクティスでのロングランペースも良かったとして、ポイント獲得を目指すということだ。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
 今日のFP3は突然の雨によりほとんど走行できませんでしたが、昨日のセッションで得たデータを元にセットアップを進め、PUとしては問題ない状態で予選に臨むことができました。  
    
 ただ、予選についてはブレンドンがQ1敗退、母国グランプリのピエールも14番手と、残念な結果となりました。入賞可能なグリッドではありますし、3連戦をいい形でスタートするためにも、明日はポイント獲得を目指してレースに臨みます。

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