日本と対戦!セネガル代表、W杯で注目せねばならない6名の選手

コロンビア戦を勝利で終えた日本代表。「マイアミの奇跡」の後のグループステージ敗退を再現させないためには、セネガル戦で必ず勝点を獲りたいところ。

2002年日韓W杯でキャプテンを務めたアリュー・シセ監督に率いられたチームは、ほとんどが欧州で生まれた選手で形成されており、勢いと身体能力だけではない。

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この中で注目となる6名の選手をピックアップした。

なお、イスマイラ・サール、イドリサ・グエイ、カリドゥ・クリバリは前節で紹介済みなので、そちらも参照してほしい。

エンバイ・ニアング

セネガル代表
トリノ所属
FW
No.19
1994年12月19日(23歳)

ACミランやセリエAのファンは、きっと第1節のポーランド戦を見て「これをクラブでもやってくれよ…」と思っただろう。

一方、フランスリーグを長く見てきた方ならば、「カーンでデビューしたときのニアングが戻ってきた!」と思ったかもしれない。

この豊かな体格にフィジカルとスピードと柔らかさを備え、ボール扱いも巧み。時々ピッチ外でおイタをすることも含めて、「まるでマリオ・バロテッリだ!点は取れないけど」と言われてきた。

ちなみにポーランド戦のゴールはセネガル代表での初得点だ。これで勢いに乗ったとすれば、日本戦では彼が脅威になるかも…。

カリドゥ・クリバリ

セネガル代表
ナポリ所属
DF
No.3
1991年6月20日(26歳)

今や世界最高クラスのセンターバックとして評価されるようになったクリバリ。ポーランド戦でもレヴァンドフスキを完封した。

圧倒的な高さ、冷静な対応、さらに正確なフィードと安定したテクニック。最後方で信頼できる「壁」があることで、攻守に渡って良い影響を与えている。

また、今大会ではセットプレーが非常に重要になっていることから、彼の「ターゲット」としての強さも注意すべきだ。

軽率に自陣でファウルを犯してしまえば、彼やサリフ・サネなど空中戦が得意な選手たちがゴールを狙ってくるだろう。

イドリサ・グエイ

セネガル代表
エヴァ―トン所属
MF
No.5
1989年9月26日(28歳)

やはりこの男は、セネガルの中盤に欠かせない。そう思わされたポーランド戦だった。

ロベルト・レヴァンドフスキやアレク・ミリクへのパスコースを遮断し、激しいタックルでボールを奪い、そしてカウンターに繋げていく。

リールでデビューしたときには攻守に貢献するオールラウンダーという印象だったが、激しいディフェンスを身に付けたことで世界屈指の掃除屋に変貌した。

日本代表は香川真司や柴崎岳などキープレーヤーが中央におり、そこからの展開が重要になる。なんとしてもグエイの潰しに対応しなければならない。

サリフ・サネ

セネガル代表
ハノーファー96所属
DF
No.6
1990年08月20日(27歳)

守備の要カリドゥ・クリバリとコンビを組む長身センターバック。来季はシャルケ04に移籍することが決まっている。

カラ・エンボジに代わって最終ラインに定着した彼は、ボランチやサイドバックもこなせるユーティリティプレーヤー。

190cmをゆうに超える体格を生かしたパワフルなディフェンスは、レヴァンドフスキを完封した前節でも見事に発揮されていた。

ただ、決して応用力に優れるタイプではない。安定感という点ではワールドクラスとは言えないため、日本にとっては狙うべきポイントの一つになるはずだ。

ユスフ・サバリ

セネガル代表
ボルドー所属
DF
No.12
1993年03月05日(25歳)

パリ・サンジェルマンの下部組織で育成されたフランス出身のサイドバックは、昨年セネガル代表に初招集されたばかりだ。

右サイドを本職としているが、左サイドでも問題なくプレーすることができる。攻撃的なスタイルが特徴だ。

ボールを持ってからの仕掛けも得意であり、ドリブルで強引に仕掛けてくることも。セネガルのワイドアタックを支える存在であると言って過言ではないが、逆に言えば彼の裏を突くこともできるはず。

ちなみに子供のときは柔道をやっていたとのこと。日本代表は柔よく剛を制したいところだ。

サディオ・マネ

セネガル代表
リヴァプール所属
FW
No.10
1992年04月10日(26歳)

やっぱり最後は彼しかない。セネガル代表ではどうしても彼に多くのことが任されるため、リヴァプールでのプレーほどインパクトは出ないが、貢献度は非常に高い。

サイドならば縦の突破とチャンスメイク。トップならゴールを奪う決定力。トップ下なら守備とビルドアップ。どんな場所で使われてもキープレーヤーとなる。

どう攻めたいか、どう守りたいかによって、セネガルでの彼の使い方は大きく変わる。チームも姿を変えていく。

クロップに叩き込まれた強烈なプレッシング、電撃のようなスペースへの飛び出し、そしてチャンスを逃さないシュート技術、切れ味鋭いドリブル。

彼を好きなようにさせたら、日本代表であろうが、ブラジル代表であろうが、簡単にゴールを許してしまうだろう。

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