【MLB】スーパーマンキャッチ男が強肩発動 弾丸送球にファン感激「銃弾より速い」

ブルージェイズのケビン・ピラー【写真:Getty Images】

ダイビング捕球でお馴染みピラーが鬼肩披露

 目を見張るダイビングキャッチで観客の目を楽しませ続ける、ブルージェイズのケビン・ピラー外野手。全身を宙に投げ出したような捕球姿勢は、あたかも空を飛ぶスーパーマンのようで、地元トロントのファンから大人気を博している。そのピラーが、今度は突き刺さるような鬼肩送球で沸かせた。

 強肩が発動されたのは、23日(日本時間24日)敵地エンゼルス戦でのことだった。ブルージェイズは1点を先制した直後の3回裏、1死満塁のピンチを迎える。ここで打席に立ったバルブエナは、ブ軍先発ストローマンから飛距離十分な飛球をセンターへ運んだ。三塁走者フレッチャーがタッチアップで本塁へ疾走。そのまま同点ホームインになるかと思われた。

 が、この時だった。中堅を守るピラーは打球を捕球するなり、ワンステップで本塁へ弾丸送球を披露した。低い弾道のボールは本塁で待ち構えるマーティンのミットへ真っ直ぐ向かうと、ワンバウンドですっぽり収まるストライク送球。滑り込んだフレッチャーの左手がホームを触るより一瞬速く、捕球したマーティンのミットがフレッチャーに触れ、見事併殺プレーが完成された。

 MLB公式ツイッターでは「ストライク」の言葉を添えて動画を公開。ブルージェイズの球団公式ツイッターでも「#ManOfSteal(スーパーマン)」ハッシュタグを付けて動画を更新すると、ファンから驚嘆の声が寄せられた。

「ナイスプレー」
「センターからのストライク」
「すごいプレー!」
「レーザー」
「なんてこった」
「スーパーマンが助けに来た!!」
「この男にゴールデンショルダー賞を」
「アウト!!」
「スーパーマンは走れて守れる。そして今、彼は銃弾よりも速い球を投げる」
「美しい外野手の補殺だ…」
「アメイジング!!!!」

 今季は35勝41敗と本調子ではないブルージェイズだが、ピラーが見せる胸のすくような守備が、ファンの心をつなぎ止めているのかもしれない。

(Full-Count編集部)

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