<スポーツクライミング>伊藤、自信つかむ2位 地元盛岡で複合ジャパンカップ

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女子決勝 リードで果敢に攻めながら登る伊藤

 スポーツクライミングで2020年東京五輪の強化を目的に新設された複合ジャパンカップは24日、盛岡市の岩手県営運動公園などで決勝が行われ、女子の伊藤ふたば(TEAM au、岩手・盛岡中央高)が2位だった。

◎スピードは自己ベスト

 地元盛岡の伊藤は最終種目のリードで競り負けたが、国内初の複合大会で2位に輝いた。2020年東京五輪を見据え、「種目ごとの集中の仕方を学んだ。大会を経験し自信がついた」と冷静に振り返った。

 最初のスピード種目で1位と好スタートを切った。種目3位だったボルダリングは「身体的、精神的に疲労が出た」。優勝した野口に同点で並ばれて臨んだリード種目はわずかな差で3位となり、優勝を逃した。

 五輪競技の複合に出場したのは今回が2度目。3種目の順位を掛け算した数の小ささで最終結果が決まるため、不得意種目が一つでもあると不利になる。次の種目までに疲労を和らげる調整法など改めて課題を確認できたのは成果だ。

 予選、決勝を通じ、スピード種目で10秒26、10秒08と自己ベストを更新したのも好材料。「9秒台が見えている」と言う。今年3月に岩手県営運動公園に新設された専用施設を使い、技術に磨きをかけ続けている。

 今年からワールドカップに参戦し、16歳の視線は常に世界を向いている。「夏のジャカルタ・アジア大会は上位を目指す。今年はたくさんの大会に出て経験を積み、19年に東京五輪代表に選ばれたい」。クールな表情で言い切った。(岩崎泰之)