タレント多すぎ!W杯で「フランス出身だが他の国を選んだ選手」ベストイレブン

今大会で最も若いメンバーを選んでいるフランス代表。国内外で多くの優秀な選手が育っており、「2チーム作れる」と言われるほどのタレントが揃う。

そのため、フランスで生まれたものの自分のルーツである国を選び、ワールドカップに出場している選手も多い。

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『Squawka』はそのような「フランス産選手」のベストイレブンを掲載した。

GK:アントニ・ロペス(ポルトガル代表)

リヨンの下部組織で育成されたゴールキーパーは、グルパマ・スタジアムで何年もの間守護神を勤めてきた。

2012年にプロデビューしている彼であるが、それ以前からポルトガル代表を選択し、U-17から選出されてきた。父親がポルトガルサッカー連盟に直接電話し、代表入りの意思を伝えたというエピソードも。

右SB:ユスフ・サバリ(セネガル代表)

フランスで生まれ、10歳からパリ・サンジェルマンの下部組織で育成された経験を持っている。

エヴィアン、ナント、ボルドーにローン移籍し、今季買い取られた。両サイドでプレーできる攻撃的なサイドバックだ。

CB:メフディ・ベナティア(モロッコ代表)

ローマ、バイエルン・ミュンヘン、ユヴェントスの最終ラインで活躍を見せているセンターバックは、フランスのエヴリ生まれだ。

2006年に父親の出身地であるモロッコを選択。母親はアルジェリアの出身だったため、3つの代表を選べる立場だった。

CB:カリドゥ・クリバリ(セネガル代表)

おそらく、サミュエル・ウンティティとラファエル・ヴァラヌと争ったとしても、ポジションを奪える可能性があるだろう。

U-20でフランスを代表していた選手だが、2015年に両親の出身地に国籍を変更。名前と身長から「K2」の愛称を持つセンターバックだ。

左SB:ラファエル・ゲレイロ(ポルトガル代表)

ゲレイロは今、ポルトガル代表を選んだことを幸せに思っているだろう。フランスで生まれた彼は、ポルトガルの代表に初めて入ったとき、言語をほとんど喋れなかったという。

しかし2016年のEUROでは優勝に大きく貢献。ボルシア・ドルトムントでも不可欠な存在となっている。

右SH:アミヌ・アーリット(モロッコ代表)

「モロッコのメッシ」と言っても過言ではない超絶テクニシャンは、対戦相手の足を滑らせられるようなドリブルを武器としている。

フランスU-18~21で招集されていた彼であるが、2017年にモロッコを選択することを発表した。

CMF:アドリアン・シウヴァ(ポルトガル代表)

フランスのアングレームで生まれたが、パイロットを務めている父親が出身地のポルトガルに移住したため、11歳で母国を離れた。

スポルディング・リスボンのユースで育成され、長く同クラブでプレー。昨年夏にレスター移籍が決まったが、書類の遅れで半年登録できなかったというエピソードも。

CMF:ロマン・サイズ(モロッコ代表)

ルーベン・ネヴェスとともにウォルヴァーハンプトンでプレーしているモロッコのユーティリティプレーヤー。ボランチとセンターバックで起用できる便利な選手だ。

クレルモン・フットでプレーしている際にモロッコ代表を選択し、それから27試合に出場している。

LMF:ワフビ・ハズリ(チュニジア代表)

イングランドと戦ったチュニジア代表チームは、その7名がフランス生まれだった。その中でもエースと言えるハズリがここに入ることは公正だ。

2009年にチュニジアのU-20に入ったが、その後フランスへ。しかし1試合でプレーしたのみで、2012年には再びチュニジアへと転換した。

OMF:ユネス・ベランダ(モロッコ代表)

ベランダは2011-12シーズンにリーグ・アンを制覇したモンペリエで中心的な存在となり、大きな注目を集めた。

フランスではU-20代表に招集されていたが、その直後にモロッコ代表を選択。ガラタサライでは長友佑都と同僚だ。

FW:ゴンサロ・イグアイン(アルゼンチン代表)

何の疑問もなくアルゼンチンで受け入れられているが、彼は実はフランス生まれだ。父親のホルヘがブレストでプレーしていた時に生まれたが、10ヶ月でアルゼンチンへ戻った。

なお、ゴンサロはフランス語を全く話すことができないというが、市民権はまだ持っている。

フォーメーションはこんな感じだ。

これはかなりレベルが高いチームだ…ワールドカップでも中堅以上の実力があるだろう。

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