手足に障害ある元会社員 マイカーに車いす積み、道の駅全国制覇に挑戦

自家用車に車いすを積んで、道の駅スタンプラリーの全国制覇に挑んでいる米多幸人さん。すでに制覇した北海道と東北の証明書を手にする=水俣市

 水俣市石坂川の元会社員で手足に障害のある米多幸人さん(66)は、2年ほど前から、マイカーに車いすを積み込んで、全国に1100カ所以上ある道の駅のスタンプラリー完全制覇に挑んでいる。すでに北海道と東北の約270カ所を回り終え、「2020年の東京五輪までには達成したい」と意気込む。

 米多さんは「体が動くうちに好きなことをしよう」と、58歳で鹿児島県の会社を早期退職。旅行先の北海道で道の駅のスタンプラリーに並ぶ人を見て「もう二度と来ることはないだろうから、始めるなら今だ」と、最初のスタンプを押した。

 スタンプラリーは、地域別9ブロックごとに開催。半年~3年間の期限のある地域もあり、効率よく1日8、9カ所回るには、綿密な計画が必要になる。「事前に営業時間を調べ、早く開くところに開店と同時に入り、遅くまで開いているところを最後にするなど工夫しています」

 一つの地域を1カ月程度かけて一気に回る。1日7時間ほど運転し、道の駅の駐車場で車中泊をする。「道の駅にシャワーがあっても、車いすではなかなか使いづらい」と苦労もあるが、楽しみもある。「地元の名物を食べることができる。手助けしてくれる人の厚意もうれしい」

 今夏は7月5日から約2カ月ほど、関東と中部、北陸の3地域370駅を回る計画だ。(山本遼)

(2018年6月25日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから