ディートリック4安打 マーリンズがカード勝ち越し

【マーリンズ8-5ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

マーリンズのリードオフマン、デレク・ディートリックが3試合連発となる11号ソロを含む4安打を放ち、サイクルヒット達成にあと三塁打のみに迫る活躍でチームを牽引。マーリンズはロッキーズ3連戦の最終戦に8対5で勝利し、カード勝ち越しを決めた。4対4の同点で迎えた4回表、マーリンズはJTリドルのタイムリー二塁打などで2点を勝ち越し、1点リードで迎えた7回表にはルイス・ブリンソンのタイムリー三塁打とディートリックのタイムリーで2点を追加。このリードを3番手のタイロン・ゲレーロ以下4投手が無失点リレーで守り抜いた。

三塁打が出ればサイクルヒット達成という7回表の打席。ディートリックは「もちろん三塁打のことを考えていたよ。この球場は他の球場よりも三塁打が出やすいからね」と素直に当時の心境を語ってくれた。しかし、「無理に三塁打を狙わず、質の高い打撃をすることを心掛けた」との言葉通り、一死三塁のチャンスでディートリックはレフトへのタイムリー。自身の記録よりもチームの勝利を優先し、リードを3点に広げる貴重なタイムリーを放った。

この試合は4安打2打点の大活躍で、今月の打率は.392(74打数29安打)まで上昇。シーズン通算の打率も一気に3割台に乗った(.302)。自身の記録にこだわらず、チーム第一の姿勢を貫くリードオフマンが、文字通りマーリンズ打線を牽引している。

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