モラレス代打決勝弾 ブルージェイズが延長戦を制す

【ブルージェイズ7-6エンゼルス(延長10回)】@エンゼル・スタジアム

ブルージェイズは6対6の同点で迎えた延長10回表に代打で登場したケンドリズ・モラレスが8号勝ち越しソロを放ち、これが決勝点となってエンゼルスに7対6で勝利した。2回表にデボン・トラビスの5号3ランで先制したブルージェイズは、6回表にアレドミス・ディアスとカーティス・グランダーソンにそれぞれ7号ソロが飛び出すなど、試合を優位に進めていたが、エンゼルスは3点ビハインドの8回裏にマーティン・マルドナードの3点タイムリー二塁打で同点に。試合はそのまま延長戦に突入し、この日スタメンを外れていたモラレスの一発が試合を決める一打となった。

ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「代打でホームランを打つのは簡単なことではないけど、ケンドリズ(・モラレス)は本当に良いスイングをしてくれたね」と決勝弾を放ったモラレスの活躍を称えた。5月下旬まで打率1割台に低迷していた今季のモラレスだが、徐々に調子を上げ、直近33試合では打率.346をマーク。日本時間5月11日時点で.493だったOPSは.735まで上昇し、ようやく本来の姿を取り戻しつつある。「この球場で昼間にプレイするのは好きなんだ。夜に比べてボールがよく飛ぶんだよ」とモラレス。ひょっとすると、エンゼル・スタジアムでのデイゲームに対する好印象も、チームを勝利へ導く代打決勝弾を後押ししたのかもしれない。

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