スーパーフォーミュラ:第3戦で4位と好走のディルマン、第4戦富士もTEAM LEMANSから代役参戦

 7月7~8日に迫る全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦に、トム・ディルマンがUOMO SUNOCO TEAM LEMANSから参戦することがチームのSNSにより明らかになった。ピエトロ・フィッティパルディの代役として7号車をドライブする。

 7号車の正ドライバーであるフィッティパルディは2018年シーズン、インディカー・シリーズ7戦、2018/19年のWEC世界耐久選手権に参戦しているが、WEC第1戦スパ・フランコルシャンの予選で激しくクラッシュを喫し、両足にケガを負った。参戦予定だった第5戦インディカーGPでは、フィッティパルディに代わりザッカリー・クレイマン・デメロが代役参戦を務めている。

 スーパーフォーミュラではそのフィッティパルディに代わり、ディルマンがスーパーフォーミュラ第2戦オートポリスからUOMO SUNOCO TEAM LEMANS7号車のステアリングを握ったが、第4戦富士スピードウェイでも引き続き指名を受けた。ディルマンはフォーミュラ・ルノー2.0やF3、GP2に参戦経験を持ち、2016年にはフォーミュラV8 3.5シリーズのチャンピオンを獲得した実力者だ。

 第2戦オートポリスは荒天により決勝レースが中止となったため、第3戦スポーツランドSUGOで初の決勝レースに出走。ソフトタイヤの運用とともに戦略が分かれ、さらにセーフティーカーが導入された難しいこのレースで、ディルマンは4位入賞を果たす好走を見せた。

 ディルマンは自身のSNSで「富士(スピードウェイ)で引き続き、UOMO SUNOCO TEAM LEMANSから(スーパーフォーミュラに)参戦するよ!」と早くも意気込みを見せている。

 第3戦SUGOでスーパーフォーミュラのルーキーとは思えぬ活躍を見せたディルマン。代役参戦とはいえ、第4戦富士スピードウェイでもフル参戦ドライバーの脅威となるかもしれない。

第3戦SUGOでは好走を見せ、4位入賞の好走を果たした

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