スネル7回1安打無失点&打線爆発のレイズが4連勝

【ナショナルズ0-11レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズ先発のブレイク・スネルが6回までナショナルズ打線を無安打に封じる好投。7回表の先頭打者、アンソニー・レンドンに二塁打を浴びて快挙達成はならなかったものの、このイニングも無失点に抑え、7回1安打10奪三振無失点という見事なピッチングで自身初の2ケタ勝利に到達した。レイズ打線は2回裏にケビン・キアマイアーの1号グランドスラムなどで大量6点を先制し、その後もウィルソン・ラモスの10号ソロ&11号2ラン、ジェイク・バウアーズのタイムリーなどで着実に加点。終わってみればナショナルズ打線を2安打に封じた一方で12安打11得点の猛攻を見せ、11対0の大勝となった。

スネルは「ノーヒッターの可能性は感じていたけど、あまり考えすぎないようにした」と試合を振り返った。「ノーヒッターを達成するときは、8回とか9回まで意識しないと思うんだ。だから(ノーヒッターのことは)あまり考えていなかったよ」とスネル。しかし、ケビン・キャッシュ監督はノーヒッター達成をサポートすべく、7回表の守備でダニエル・ロバートソンを左翼から三塁へ移し、ジョニー・フィールドを左翼に入れて万全の守備陣を用意。これがスネルにノーヒッターを意識させることになったのかは定かではないが、7回表の先頭打者にヒットを打たれて快挙達成の夢は潰えた。とはいえ、7回10奪三振無失点の快投で10勝目をマーク。エース候補として期待されてきた左腕がついに本格開花のシーズンを迎えている。

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