JFEエンジの廃棄物焼却炉、優秀環境装置表彰で経産大臣賞を受賞

 JFEエンジニアリング(社長・大下元氏)は25日、同社の「対向流燃焼方式を適用した廃棄物焼却炉」が日本産業機械工業会主催の「第44回優秀環境装置表彰」で経済産業大臣賞を受賞したと発表した。

 受賞した技術は高温空気燃焼技術をさらに発展させた「対向流燃焼方式」を廃棄物焼却炉に世界初適用したもので、排ガス中の一酸化炭素発生量を従来値に抑えつつ窒素酸化物発生量を従来比2~3割削減できる。

 これにより、多くの施設で従来設置されていた触媒脱硝設備が不要となり施設のコンパクト化とメンテナンス費用の低減を実現。さらに、排ガス加熱用蒸気をタービンに供給できるようになり発電量増加にも寄与する。

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