〔熱中症〕6月18日から6月24日の7日間で667人搬送、前週に比べ増加

総務省消防庁は26日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
6月18日から6月24日の7日間における全国の救急搬送者数は667人で、前週(381人)に比べて286人増加し、前年同期(1049人)と比べて382人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は0人で、前週と同数でした。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は11人で、前週(7人)に比べて4人増加しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が312人で、全体の46.8%を占めています。
発生場所別では、住居が194人と最も多く、全体の29.1%を占めています。
また、都道府県別では、沖縄県が51人と全国で最も多く、次いで兵庫県が36人、埼玉県・愛知県が34人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2018/6/18~6/24・速報値)
・救急搬送者数:667人
※前週比286人増、前年同期比382人減

<日別>
・6/18(月):56人
・6/19(火):99人
・6/20(水):34人
・6/21(木):58人
・6/22(金):172人
・6/23(土):43人
・6/24(日):205人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :11人
・中等症:198人
・軽症 :453人
・その他:5人

<年齢別>
・18歳未満:121人
・18~65歳:234人
・65歳以上:312人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):194人
・工事現場や工場などの仕事場:63人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):35人
・教育機関:64人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):69人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):105人
・道路:93人
・その他:44人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・沖縄県:51人
・兵庫県:36人
・埼玉県:34人
・愛知県:34人
・福岡県:32人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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