新人ロアイシガが好投で2勝目 ジャッジは20号到達

【ヤンキース4-2フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

日本時間6月16日のデビュー戦で5回無失点の好投を見せたジョナサン・ロアイシガが、またしても素晴らしいピッチングを披露し、今季2勝目をマークした。メジャー3度目の先発登板に臨んだロアイシガは威力のある速球と縦に割れるスライダーのコンビネーションを武器に、フィリーズ打線を5回まで無安打に抑える快投。6回裏の先頭打者、ホルヘ・アルファーロに初安打を浴び、一死二、三塁とピンチが広がったところで降板となったものの、先月までAA級で投げていた投手とは思えないほどの見事なパフォーマンスだった。ヤンキースは4対2で勝利し、連敗は3でストップ。この日試合がなかったレッドソックスに0.5ゲーム差をつけ、再び単独首位に立っている。

ロアイシガは「とにかく自分の仕事をすること、1球1球を大切にすることを心掛けた」と自身のピッチングを振り返った。それ以外のことについては「チームメイトを信じていた」と語り、打線はグレイバー・トーレスの技ありのタイムリー二塁打やアーロン・ジャッジの20号ソロなどでロアイシガを援護。ロアイシガ降板後はデービッド・ロバートソン、デリン・ベタンセス、アロルディス・チャップマンの「リリーフ三本柱」がリードを守り抜いた。レイズ3連戦で被スイープを食らったあとの一戦だったが、アーロン・ブーン監督は「スイープされたあとだったから連敗を止めたかった。このチームのことは特に心配していなかったけどね」と選手たちへの信頼を口にした。

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