グリチックが同点弾をスーパーキャッチ チームを救う

【ブルージェイズ6-3アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

ブルージェイズはアストロズ先発のジャスティン・バーランダーからカーティス・グランダーソンが5回表に8号同点ソロ、7回表に9号勝ち越しソロを放ち、逆転に成功。8回表にはランドール・グリチックが特大の9号2ランを放ち、リードを3点に広げた。しかし、粘るアストロズは9回裏に無死一、二塁のチャンスを作り、ジョージ・スプリンガーが放った大飛球はライトスタンドへ一直線。ところが、フェンスに張り付いたグリチックが目一杯のジャンピングキャッチでこの打球をグラブに収め、チームを大ピンチから救ってみせた。アストロズはこのプレイで意気消沈したのか、後続2人が連続三振に倒れて試合終了。ブルージェイズはグリチックの攻守にわたる活躍で勝利を収めた。

ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「当然だけど、あのプレイが大きかったよ」とグリチックのスーパープレイを振り返った。スタンドインすれば一気に同点というスプリンガーの大飛球。打った本人はスタンドインを確信したかのような仕草を見せていたが、打球はグリチックのグラブに収まり、スプリンガーは頭を抱えてグラウンドにしゃがみこんだ。スプリンガーの長打力を警戒して「少し深めに守っていた」というグリチックだが、絶妙のタイミングでジャンプし、目一杯伸ばした左手のグラブで捕球するスーパープレイ。「頻繁にできるわけではないけど、(ホームランキャッチは)誰もが夢見るプレイだよね。最高の場面で実現できて良かったよ」と嬉しそうに話していた。

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