ガント快投 カージナルスがナ・リーグ通算10000勝

【インディアンス0-4カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

故障離脱したマイケル・ワカの代役として今季4度目となる先発のマウンドに上がったジョン・ガント(カージナルス)がインディアンスの連勝を7で止める見事なピッチングを披露した。ガントは立ち上がりから毎回のように走者を出しながらも、要所を締めてインディアンスに得点を許さない。すると5回からの3イニングは打者9人でピシャリと抑え、7回1安打無失点の好投でマウンドを後続に託した。カージナルスは3回裏にマーセル・オズーナの2点タイムリー二塁打で先制し、6回裏にはコルテン・ウォンのタイムリー二塁打で1点を追加。8回表をジョーダン・ヒックスが無失点で切り抜けると、8回裏にはハリソン・ベイダーのタイムリー内野安打でリードを4点に広げ、最後はクローザーのバド・ノリスが締めくくって完封リレーを完成させた。

ガントは「ワカが離脱したときに、大きな穴を埋めないといけないと思った。とにかく自分のベストを尽くすつもりだったよ」と自身の登板を振り返った。有望株のダコタ・ハドソンを昇格させる案もあったものの、首脳陣はガントに先発を任せることを決断。ガントはその期待に応え、絶好調のインディアンスを相手に7回無失点という堂々たるピッチングを展開した。1882年に創設されたとされるカージナルスはこれまで通算10780勝をマークしているが、1892年にナショナル・リーグに加盟したあとに限定するとこの試合が通算10000勝目。ブレーブス、カブス、ジャイアンツ、パイレーツ、ドジャースに次いで史上6球団目の快挙となった。

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