将棋の第31回アマチュア竜王戦全国大会が23、24日の両日、東京都港区の「チサンホテル浜松町」で開かれ、神奈川代表の小山怜央さん(24)=横浜市南区=が準優勝した。
各都道府県の代表に前年度優勝、準優勝者を加えた56人が出場。2勝通過、2敗失格の予選を勝ち上がった28人が決勝トーナメントを戦った。
小山さんは岩手県出身。今春、地元の大学を卒業して就職のため神奈川に転居した。アマ名人戦、アマ王将戦で全国優勝の実績がある。
安定感のある指し回しで勝ち進んだが、決勝は栃木代表の桐山隆さん(48)に敗戦。小山さんは「勝負にならなかった。ここまできたので悔しい」と振り返った。
もう一人の神奈川代表の渡辺健弥さん(48)=川崎市=は、決勝トーナメント1回戦で敗れた。
優勝、準優勝者はプロ棋戦の竜王戦に招待される。小山さんは「社会人になって将棋の勉強時間が少なくなったが、しっかりと準備して臨みたい」と話した。