地震に強い熊本城へ 復旧工事中の天守閣内部を公開

熊本城天守閣の大天守4階には、鋼管の中にモルタルを流し込んだ耐震装置(左)が設置された=26日、熊本市(上杉勇太)

熊本市は26日、熊本地震で被災した熊本城天守閣で、復旧工事中の大天守4~6階内部を報道陣に公開した。新たな耐震設備を設けたり、厚みを増したコンクリートの壁を設置したりするなど、各階の強度に応じて補強され、地震に強い天守閣へ改修が進んでいる。

 最上階の6階は、外壁でしっくいを塗る仕上げの作業などが進んでいるが、内部の耐震工事はこれから。各階とも内装が撤去され、はりや柱がむき出しの状態になっている。

 5階は、新たな壁として中央に鋳鉄製ブロック枠を斜め格子状に組み合わせた耐震設備(縦2メートル、横3・7メートル)を設置。4階中央にも、モルタルを流し込んだ鋼管を組み合わせた設備が壁として設けられた。4階はこのほか、東側の壁として鉄骨を入れたコンクリートの小型ブロック(縦20センチ、横30センチ)を117個設置している。

 熊本城総合事務所によると、これらの設備は壁の内部となったり、内装で隠れたりして完成時には見えなくなる。今回の耐震化で、建築基準法の規定を上回る強度になるという。

 6階の外壁工事は7月いっぱいで終わる見込みで、下の階へ移る。大天守の外観が復旧するのは2019年秋ごろ。21年春までには全ての工事を終え、大天守と小天守の内部を一般公開する。(飛松佐和子)

©株式会社熊本日日新聞社

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