日本橋に新感覚肉空間、2層建て肉濃いめバー誕生

揚げないメンチカツ、今夜の赤身Grilled Meat、和牛タルタルステーキ、最後のシメステーキなショートリブ……文字だけで試したくなるメニューが、日本橋でゆっくり堪能できる。

現場は、東京メトロ半蔵門線・銀座線 三越前駅すぐ。首都高都心環状線と日本橋川が重なる呉服橋ランプ付近。

その名も BarBies(バービーズ)。日本橋人形町の炭火焼肉 燈花、水天宮前のYAKINIKU & WINETO-KA HANARE などを展開してきた CURRENT が、新たに世に問う“肉濃いめ2層建てバー”。

1階はLA、地下はNY…雰囲気も肉感もガラッと違う!

地上1階は、生肉やバーベキュー(BBQ)グリルで焼く塊肉がウリの BarBies Grill(バービーズ グリル)。

地下1階は、スタイリッシュなフロアで、肉を卓上で焼く YakinikuBarbies(ヤキニク バービーズ)。

地上階バービーズ グリルは、保健所の生肉許可を得た「揚げないメンチカツ」や「和牛タルタルステーキ」といった生肉料理が斬新。

ロサンゼルスの倉庫をイメージした空間に、スツール席を用意。一角にはウォークインセラーを配置し「肉に合う」をテーマにセレクトしたカリフォルニアワインが常時100種類以上並ぶ。最後のシメとなるステーキのショートリブや、今夜の赤身Grilled Meat(時価)も目玉。

いっぽうで、地下階ヤキニク バービーズは、ニューヨークの地下をテーマにした空間。自家製の特製レモン塩で食べる 極生タン塩、厚さにこだわってカットする BarBiesカットシリーズ などをはじめ、各種赤身肉やホルモンなどを用意。ゆったりとしたソファ席もある。

今回は地上階バービーズ グリルをインプレッション!

ピーナッツもやしのナムル―――発芽したピーナッツが斬新。その太さからか、歯ごたえがあってシャキシャキ。

さらにごま油がきいていて、ビールにぴったり! これは新感覚。

アボパッチョ―――半分に割られたアボカドをカルパッチョふうに。その上には、わさびを練り込んだ自家製サワークリームがふわっとたっぷり。

この自家製サワークリームのクリーミーさと、わさびの辛味が、アボカドに絶妙マッチ。

揚げないメンチカツ―――お皿にぽつんと載った、ピンポン玉ぐらいのパン粉をまとったボールが2つ。その地味なイメージを裏切る仕掛けが……。

ナイフを入れると、なかは真っ赤な生肉のミンチ! 口に入れると、たしかにメンチの味。これは新感覚。

バービーズサワー―――これはメニューにない裏メニュー。とにかく圧倒的な高さ。手にしてみると、それはまさにオリンピック聖火のトーチのよう(持ったことないけど)。

その大きさのインパクトはもちろん、トップに店員が、惜しみなくエスプーマ(泡)をシューッと注入するときに、さらにテンションアップ!

和牛タルタルステーキ―――この店のキラーメニュー。選りすぐりの牛生肉ミンチと、ケイパーや黒胡椒などをあえて、絶妙なハーモニーに。

さらにこれを熱々のガーリックトーストに載せていただけば、これまた至福。

季節野菜のフリット―――その名のとおり、大ぶりに切ったゴロゴロ夏野菜を、薄い衣でサクッとふわっと揚げてドサッと山盛り。

「おしゃべりに夢中になって時間が経っても、サクッと味わえる食感がウリ。女子会などにも好評」とは、CURRENT の高橋剛代表取締役。

この日は、れんこん、かぶ、ブロッコリー、ヤングコーン、芽キャベツ、みょうがなどが、ゴロゴロ。

きたきた! スペアリブ―――ジューシーに焼き上げ、最後に炭火で仕上げたスペアリブ。てりってりのリブを、バーベキューソースと、マンゴーマスタードソースの2味で。

マンゴーマスタードソースは、しっかり酸味がきいて、脂っこいリブにトロピカルなテイストが相まって、この暑い夏にぴったり。

肉屋の和牛ボロネーゼ―――これがまた、終盤にガッツリ脳天直撃。よく煮込まれたとろっとろ和牛のソースが惜しみなく載るスパゲティ。

ソースもたっぷりで、「残った和牛ソースは、パンに載せてブルスケッタにしていただくのがおすすめ」と高橋代表。

天使のかき氷―――デザートは、さっぱりとかき氷でクールダウン。このミルクの氷がきめ細やかで、あっというまにふわっと消える。

エレガント、カジュアル、リッチ―――。

ビジネルに、グループに、デートに、ファミリーに、どんなシーンでも全方位対応の日本橋三越前、新しい肉2層建て空間を体感した。

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