世界粗鋼、25カ月連続増

5月 中国、インドがけん引

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 世界鉄鋼協会のまとめによると、5月の世界の粗鋼生産量(64カ国)は前年同月比6・6%増の1億5486万トンとなり、25カ月連続で前年同月実績を上回った。中国、インドなど新興国で生産好調が続いたほか、米国、欧州(EU28カ国)など先進国も増加傾向を示した。

 1~5月の累計生産量は前年の同じ時期を4・3%上回る7億2922万トンで、過去最高の生産ペースが続いている。

 4月の1日当たり生産量は約500万トンで、4月(494万トン)比で1%強増加。年率換算では約18億2千万トンの水準となった。

 中国の5月の生産量は前年同月比8・9%増の8113万トンと単月の過去最高を更新。1~5月の累計は3億6986万トンと4億トンに迫った。インドも同7・6%増の882万トンと高い伸びを示した。

 3月末に鉄鋼輸入制限を発動した米国の5月の生産量は、同3・0%増の711万トン。輸入制限による米鉄鋼メーカーの稼働率上昇が寄与したとみられる。先進国ではEU(28カ国)も1498万トンと同1・8%増加した。