「アマチュアのミス」犯したベッテルをイタリアメディアがバッシング。アロンソも批判的発言

 F1フランスGPで接触事故を起こしたフェラーリのセバスチャン・ベッテルに、イタリアメディアから批判が集まっている。
                        

 決勝スタート直後、ベッテルはバルテリ・ボッタスにヒット、2台は最後方までポジションを落とした。ベッテルは接触の責任があるとして5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2が科されたが、挽回して5位でフィニッシュした。一方、ボッタスは接触時にマシンにダメージを負い、ペースが上がらず、7位にとどまった。

 前戦カナダGPでポイントリーダーの座についたベッテルだったが、フランスで優勝したルイス・ハミルトンに逆転され、14ポイントの差をつけられた。

「ベッテルはアマチュアのミスを犯した。今回のミスの影響は大きい」とLa Gazzetta dello Sportは、タイトル争いへの影響を指摘した。
「フェラーリは素晴らしいマシンを持ちながら、またもやチャンスを逃したのだ」

 La Repubblicaは「タイトルを取りたいなら、ベッテルはミスをする余裕などないはずなのに、彼は今回ミスをした」と記している。

「追い上げは素晴らしかったが、過度に衝動的な行動をしたことで、10ポイントを取り損なった」とLa Stampaには書かれている。

 追い上げを急ぐベッテルにスピンに追い込まれたフェルナンド・アロンソも、ベッテルの今回の走りを批判している。

 1周目のピエール・ガスリーとエステバン・オコンのアクシデントの影響を受けたアロンソは、後退したベッテルのすぐ前を走っていたが、追い越しをかけたベッテルに接触されてスピンを喫した。その直後、アロンソは無線で「愚かな動き」をしたとベッテルへの怒りを示している。

 レース後、アロンソはMarcaに対し、「彼はリスタート直後にあまりにも大きなリスクを冒した」と語った。

「僕より何秒も速いマシンに乗っていて、しかも世界選手権を争っている立場でだ。今回はダメージなく続けられたが、次はそううまくはいかないかもしれない」

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