GM辞任発表のメッツ フローレスの一打でサヨナラ勝利

【パイレーツ3-4xメッツ(延長10回)】@シティ・フィールド

サンディ・アルダーソンGMが癌の治療に専念するためにチームを離れることを発表したメッツが、パイレーツとの延長戦を制し、サヨナラ勝利を収めた。3対3の同点で迎えた10回裏、メッツはマイケル・コンフォートが四球、トッド・フレイジャーがヒットで出塁し、アズドゥルバル・カブレラの送りバントは失敗したものの、一死一、二塁のチャンス。ここでウィルマー・フローレスが三塁線を破るタイムリーを放ち、延長戦までもつれた熱戦に終止符を打った。なお、10回表を無失点に抑えたティム・パターソンが6度目の登板でメジャー初勝利をマークしている。

メッツがアルダーソンに捧げる劇的なサヨナラ勝利で7連敗をストップさせた。2対2の同点で迎えた7回表にグレゴリー・ポランコの11号ソロでパイレーツに勝ち越しを許したものの、直後の7回裏にマイケル・コンフォートが10号ソロを放って同点。先発のスティーブン・マッツが7回3失点で降板したあとは、アンソニー・スウォーザック、ジューリス・ファミリア、パターソンの3人が踏ん張り、パイレーツに勝ち越しを許さなかった。8回表にはジョシュ・ハリソンの併殺崩しのスライディングを巡って乱闘騒ぎになるシーンもあったが、メッツにとっては球団の功労者へ捧げる大きな1勝となったに違いない。

© MLB Advanced Media, LP.