フジクラ、外部企業や研究機関などと共同研究開発を促進する会員制新施設

 フジクラは外部の企業や研究機関などと共同した研究開発を促進する会員制の施設を7月に開設すると発表した。新施設のイノベーションハブ「ブリッジ」は東京都江東区の本社近隣にある東京R&Dセンター内に立地。幅広い関係先が集い交流ができる場とする。同社では2030年の事業環境を見通し、ありたい姿を描いた長期ビジョンを策定。外部の知見を生かしたオープンイノベーションの推進を注力施策の一つに掲げており、新施設の開設はその一環としての取り組みとなる。

 ブリッジは約800平方メートルのスペースを確保。イベントスペースや打ち合わせ用のスペース、出先での仕事に利用するコワーキングスペースなどで構成されている。同社では企業・団体や研究機関、行政など幅広い関係先が集まり、共に新たな価値を生み出す場所として期待している。

 今後は技術革新についてのセミナーや社会課題解決に向けたシンポジウムなどを開催。組織の枠を超えた交流や協業を加速させる。7月4日に一般公開する予定で同日、地域活動と企業ネットワーキングをテーマにしたオープニングイベントを行う。

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