ブリュワーズの新人・ペラルタが歴史に名を残す快投

【ロイヤルズ1-5ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ブリュワーズの新人右腕、フレディ・ペラルタが7回までロイヤルズ打線を1安打に封じる快投で3勝目をマークした。この試合がキャリア4度目の登板となった22歳のペラルタは、7回102球を投げて被安打1、奪三振10、与四球1、無失点という素晴らしいパフォーマンスを披露。STATS社によると、メジャー最初の4先発で2ケタ奪三振かつ被安打1以下を2度記録した投手は1920年以降ではペラルタが初めてだという。また、メジャー最初の4先発に限らず、キャリア全体に範囲を広げても、2ケタ奪三振&被安打1以下を2度記録するのはブリュワーズでは球団史上初の快挙となった。

今季マーリンズからブリュワーズへ移籍してきたクリスチャン・イェリッチは、記者に「ペラルタのような新人を見たことがあるか」と聞かれ、「(ホゼ・)フェルナンデスと言ってほしいのかい?」と応じた。「確かにペラルタはとても支配的な投手だよ。でも(フェルナンデスとペラルタは)異なる二人の投手だ。ホゼはスライダーと速球のコンビネーションで勝負する投手だし、フレディは力強いカッターとシンカーを武器にしている」とイェリッチ。リーグを代表する外野手が「ホゼ・フェルナンデス二世」ではなく「フレディ・ペラルタ」という一人の投手としてペラルタを見ていることこそが、ペラルタに対する高評価の表れと言えるのではないだろうか。

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