石木ダム不要論に被告側、書面で反論 工事差し止め訴訟

 長崎県東彼杵郡川棚町に石木ダム建設を計画する県と佐世保市に、反対地権者ら608人が工事差し止めを求めた訴訟の口頭弁論が27日、長崎地裁佐世保支部(渡邊英夫裁判長)であった。被告側は、ダムが利水、治水の両面で不要とする原告側の意見に準備書面で反論した。
 石木ダムを巡っては、反対地権者が国に事業認定取り消しを求めた行政訴訟が3月に長崎地裁で結審し、7月に判決が言い渡される予定。原告側弁護団は判決内容を踏まえ、今後の立証方法を検討する考えを示した。次回期日は9月12日。

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