日本と対戦のW杯ポーランド代表、市場価値で見る「絶対注目選手」TOP6

コロンビア戦を勝利で終え、セネガルとの厳しい試合もなんとか引き分けに持ち込むことに成功した日本代表。

今日は決勝トーナメント進出をかけたグループステージ第3節を迎える。相手はここまで2連敗を喫しているポーランド代表だ。

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敗退がすでに決定しているとはいえ、欧州でも屈指の強豪といえる相手。FIFAランキングでも8位につけており、スペインやイングランドをも上回っている。

そのチームでプレーしている選手の中、「市場価値」で見る最高の6選手とは?日本代表は彼らに一泡吹かせることができるだろうか。

5位:カミル・グリク

市場価値:1620万ユーロ(およそ20.8億円)

モナコ所属
DF
No.15
1988年2月3日(30歳)

今回のワールドカップを前に肩を負傷してしまい、一時は全治6週間という噂も流れていた守備の要グリク。先日行われたコロンビア戦の終盤に途中出場し、ピッチに戻ってきた。

まだコンディションは100%ではないが、日本戦では強行スタメン出場もあり得ると伝えられている。

モナコでプレーしているセンターバックの彼は、強烈なフィジカルと空中戦の能力を魅力とする選手であり、セットプレーからの得点力も備えている。

持ち前の闘争心を生かした彼のハードなディフェンスに、大迫勇也のポストプレーがどれだけ生きるか。注目したい。

5位:グジェゴシュ・クリホヴィアク

市場価値:1620万ユーロ(およそ20.8億円)

PSG所属
MF
No.10
1990年1月29日(28歳)

パリ・サンジェルマンではあまりうまく行かず、日本ではもはやネタキャラのようになってしまっているが、ポーランドに欠かせない中盤の底の「10番」である。

ショートパスでのポゼッションになると微妙なところがあるが、機を見て送るサイドへのミドルパスはポーランドの攻撃を支えているものの一つだ。

フィジカルコンタクトの強さと動きの広さを兼ね備えており、ところどころで守備でも存在感を見せてくる。

セネガル戦ではバックパスから失点の原因となり、大きな批判を受けることになった。リベンジの機会に燃えていることだろう。

3位:アレク・ミリク

市場価値:1800万ユーロ(およそ23.1億円)

ナポリ所属
FW
No.7
1994年2月28日生まれ(24歳)

ロベルト・レヴァンドフスキという大エースを擁するポーランドだが、24歳のストライカーの成長も見逃せない。

アレク・ミリクはレヴァンドフスキ同様、ペナルティエリアで決定的な仕事ができるだけでなく味方を生かすプレーも得意なターゲットマン。

タメの作り方に左利きらしい嫌らしさがあり、EURO2016ではレヴァンドフスキのパートナーとして存在感を発揮した。

初戦のセネガル戦でそれがハマらず、コロンビア戦の出場もなかったが、日本戦で再び出てくるようなことがあれば間違いなく警戒が必要な選手である。

3位:ヴォイチェフ・シュチェスニ

市場価値:1800万ユーロ(およそ23.1億円)

ユヴェントス所属
GK
No.1
1990年4月18日生まれ(28歳)

Jリーグでもクシシュトフ・カミンスキー(ジュビロ磐田)が活躍するなど、GK大国として知られるポーランド。

現在の守護神ヴォイチェフ・シュチェスニもアーセナル、ローマ、ユヴェントスを渡り歩いてきたことで知られる名手だ。

その立ち振る舞いからアーセナル時代にアーセン・ヴェンゲルが「まるでペーター・シュマイケルのようだ」と称したように、ダイナミックなセービングやレスポンスの良さはピカイチ。状況判断が正確でハイボールの処理も上手い。

所属のユヴェントスで退団するジャンルイージ・ブッフォンの後釜候補となっている28歳が、“最後の壁”として日本の前に立ちふさがる。

2位:ピオトル・ジエリニスキ

市場価値:2880万ユーロ(およそ36.9億円)

ナポリ所属
MF
No.19
1994年5月20日生まれ(24歳)

ここまでの2試合にフル出場。ピオトル・ジエリニスキはポーランド攻撃陣のキーマンの一人だ。

卓越したボールスキルとセリエA強豪ナポリで鍛えられた戦術理解力を兼ね備え、特にハーフスペースで優れた受け手となりボールを前進。ラストパスだけでなくフィニッシュの精度も高い。

ジエリニスキは同い年のミリクとともに“次”がある選手だけに、敗退が決まり気持ちが軽くなった日本戦は怖い存在となるかもしれない。

ちなみに、双子の兄弟、パヴェウ(Paweł)とトマーシュ(Tomasz)もプロサッカー選手。

1位:ロベルト・レヴァンドフスキ

市場価値:8100万ユーロ(およそ103.9億円)

バイエルン・ミュンヘン所属
FW
No.9
1988年8月21日(29歳)

やはり、彼の存在に言及しないわけにはいかない。コンディションが悪そうに見えても、やはりポーランドのスーパーエースはレヴァンドフスキである。

どんな形でも得点を奪うことができる、現在最高のオールラウンドストライカーだ。頭、両足でシュートを放てて、どんなエリアからもゴールを狙えて、フリーキックも蹴る。

しかし、このワールドカップを前にしてバイエルン退団騒動が起こっており、いろいろな要素が彼の能力をスポイルしている感がある。プレッシャーから解放されるこの日本戦では、おそらく能力を発揮してくるだろう。

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