バムガーナー7回零封 9回裏クロフォードがサヨナラ弾

【ロッキーズ0-1xジャイアンツ】@AT&Tパーク

カイル・フリーランド(ロッキーズ)とマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)による投手戦となり、スコアレスのまま終盤に突入した一戦は、ブランドン・クロフォードのサヨナラ弾という劇的な結末を迎えた。0対0で迎えた9回裏、ジャイアンツは先頭のハンター・ペンスが投手ゴロに倒れ、打席に左打者のクロフォードが入ったところでロッキーズは左腕のハリソン・マスグローブにスイッチ。今季のクロフォードは左腕に対して3割近いアベレージを残すなど、それほど左腕を苦としていなかったが、そのデータ通り、クロフォードがマスグローブの3球目、内角低めへのスライダーを振り抜くと、打球はライトスタンドへ飛び込む9号サヨナラ本塁打となった。

クロフォードがヒーローとなった一戦で、ロッキーズ先発のフリーランドは7回4安打無失点、ジャイアンツ先発のバムガーナーは7回2安打無失点の好投を披露。バムガーナーはこの試合で奪った最初の三振が通算1500個目の奪三振となり、通算239試合目での到達は左腕ではランディ・ジョンソン(206試合)、クレイトン・カーショウ(218試合)、デービッド・プライス(236試合)に次ぐ史上4番目のスピード記録となった。節目の記録について「特別なことだよ」と語ったバムガーナーは8回3安打無失点と好投した前回登板に続く見事なピッチング。前回と違って勝利投手にはなれなかったものの、ジャイアンツが誇る大エースがついに本来の姿を取り戻したようだ。

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