相模原市中央区の宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスで開発・運用されている探査機「はやぶさ2」が27日に小惑星「りゅうぐう」に到着したことを受け、市は28日、はやぶさ2のイラストやパネルを市役所1階ロビーに設置した。展示は7月末まで。
イラストには、宇宙空間を進むはやぶさ2と地球が描かれている。1年半ほど、りゅうぐう近くにとどまって本格的に観測することをパネルで説明。着陸して岩石を採取し、2020年に地球に戻ってくる計画が紹介されている。
市役所ロビーには、10年に世界で初めて小惑星の岩石を地球に持ち帰った初代「はやぶさ」の模型も置かれている。市役所を訪れた同市中央区の会社員寺元和義さん(53)は「はやぶさ2は地元の誇り。無事に戻ってきてほしい」と話していた。