ブラジル代表ではFWネイマールに注目が集まりがちだが、今大会は4年前とは状況が違う。ネイマールと同クラスの能力を持つMFフィリペ・コウチーニョがいるからだ。初戦のスイス代表戦では華麗なミドルシュートを炸裂させ、続くコスタリカ代表戦では土壇場で決勝点を記録。セルビア代表戦ではパウリーニョのゴールを見事にアシストしている。
スペイン『MARCA』は「ネイマール?ブラジルのリーダーはコウチーニョだ」と現在のブラジルを引っ張っているのがコウチーニョだと主張している。こう言っても違和感がないほどコウチーニョの貢献度は高く、グループステージでチームを救ってきたのはコウチーニョだ。
4年前はネイマールがいないとチームが形を成さないといったところもあったが、現在のブラジルはネイマールを欠いても十分にチャンスを作れる。コウチーニョはネイマールほどスポットライトを浴びるわけではないが、ネイマールの優れた副官といったところだろうか。
セルビア戦ではネイマールの状態も上がってきているように感じられ、決勝トーナメントでもコウチーニョとネイマールを中心とした左サイドからの崩しはブラジルの大きな強みとなりそうだ。