瀧上工業、ケイシステックニジューサンを完全子会社化=9月下旬

 瀧上工業(社長・瀧上晶義氏)は28日、事業多角化の一環として中部地区で工作機械・自動車用工作機械の設計、販売などを手掛けるケイシステックニジューサン(資本金・3500万円、愛知県岡崎市、社長・加藤博史氏)の全株式を9月下旬に取得する基本合意を同日締結したと発表した。

 ケイシステックニジューサンの直近の売上高(2017年6月期)は5億8500万円、経常利益は4300万円。自動車用部品組付機などの設計、製作、修理を行っており、大手自動車部品メーカー系列の企業へ製品を販売しており、高い技術力を強みに今後も当該分野において高いニーズが見込まれ、成長が期待できる。

 強い企業体づくりを目指す瀧上工業グループでは、不動産事業や海外事業も手掛ける。強固な財務基盤を生かして積極的な投資を行うことで、利益を伴う事業ポートフォリオを拡大させる方策の一つとして向け、子会社化を決めた。

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