5基を本年度中に復旧へ 地震被災の塚原古墳群

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熊本地震で被災した古墳の復旧について意見を交わす委員ら=熊本市南区

 熊本地震で被災した熊本市南区の国指定史跡・塚原古墳群の復旧方法について、学識者の意見を聞く市の委員会が28日、市塚原歴史民俗資料館であった。市が5基の具体的な復旧方法を提案、了承された。本年度中の復旧を目指す。

 被災したのは古墳群(約200基)のうち7基。このうち▽くぬぎ塚▽りゅうがん塚▽三段塚▽花見塚▽琵琶塚-の5基について被災後の調査を終了。墳丘や遺構を削らず、土を盛り直すなどして復旧することを決めた。

 残る2基のうち、丸山2号墳では、昨年夏の調査で新たに石棺の一部が割れているのを確認。委員からは「割れた部分は接着していいのでは」などの意見が出た。

 家形石棺の天井部分が落ちて割れた石之室[いしのむろ]古墳については、今後石材を取り出すことも考えられるため、石の材質調査をするよう申し合わせた。

 委員は考古学者ら4人で、委員会の開催は3回目。市は新たに石質など科学的な知見が必要として、今回から奈良文化財研究所埋蔵文化財センターの脇谷草一郎主任研究員(文化財科学)を委員に加えた。(飛松佐和子)

(2018年6月29日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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