福島新エネ社会構想での小名浜港の利活用、いわき市長らが経産省に要望書

 小名浜港整備促進期成同盟会の清水敏男会長(福島県いわき市長)と正木好男副会長(小名浜製錬顧問)が27日、経済産業省の高科淳省エネルギー・新エネルギー部長と会談し、小名浜港の利活用を視野に入れた福島新エネ社会構想の推進に関する要望書を提出した=写真。

 要望書では、福島県を新エネルギーの先進地域として復興させる「福島新エネ社会構想」が掲げる風力発電関連産業など再生可能エネルギーの導入拡大や水素社会実現のモデル構築の推進に向け、「小名浜港の港湾機能を充実させる必要性が出てきている」とし、小名浜港の整備と、その利活用を視野に入れた福島新エネ社会構想の推進を訴えた。同団体は国土交通省に「物流拠点・防災拠点・交流拠点としての整備促進」の要望も行っている。

© 株式会社鉄鋼新聞社