知事らバーレーン入り 登録審議の会場視察

 中東バーレーンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第42回世界遺産委員会に出席する中村法道知事ら自治体関係者が28日、現地に到着し、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を審議する会場を視察した。
 知事は会場になっているホテルに入り、政府関係者らにあいさつした後、議場に足を運び、登録済み遺産の保全状況を審議している様子を見学。「関係者の思い、努力、支援があって今がある。なんとしても実を結ばせたい」と報道陣に語った。
 県によると、潜伏キリシタン遺産の審議順序は、他国の遺産の推薦取り下げにより、当初の9番目から7番目に繰り上がった。審議は日本時間の30日午後4時~7時が有力だが、さらに推薦取り下げがあると、29日深夜に早まる可能性もある。

会場入りして説明を聞く中村知事(左)ら=バーレーン、マナマ市内のホテル

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