住友電工が新製品〈人の歩行測定評価システム〉を発売 

 住友電気工業は26日、人の歩行を測定・評価するシステムQ’z TAG walk(キューズタグウォーク)シリーズの新機種となるQ’z TAGR walk plus(ウォーク・プラス)を7月から販売すると発表した。

 キューズタグウォークは、軽量のセンサーを腰につけて10メートル歩くだけで、「動き」「体重移動」「前後/左右バランス」「速さ」「リズム」をレーダーチャートで見える化し、転倒リスクなど歩行状態を評価するシステム。新規投入するのは歩行状態の測定・評価機能に加え、運動機能評価テストの一つであるTUG(Timed Up and Go)測定機能を実装したもの。ストップウォッチなしで起立から歩行・転回、着座を自動検知することで高い精度での測定を実現するとともに、記録が不要なため介助・見守りに専念できるなど、測定業務の効率化に寄与すると期待されている。

 また、各施設で実施されている身体測定や体力測定などの結果をシステムに入力することで、歩行測定やTUG測定の結果と合わせ、データを一元管理することも可能になっている。

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