メキシコのW杯ベスト16を祝福したTV司会者、韓国人差別行為で職務停止に…

『SBS』など各メディアは29日、「アメリカのテレムンドTVは、『Un Nuevo Dia』の司会者2名を職務停止にした」と報じた。

テレムンドTVはスペイン語放送で、『Un Nuevo Dia』はその中で朝に放送されている番組だ。

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問題が発生したのはグループステージ第3節が行われた後のプログラム。メキシコはスウェーデンに敗れたものの、裏の試合で韓国がドイツに勝利。その結果、メキシコがベスト16進出を決めた。

番組の司会を務めていたジェームズ・タハーンとジャニス・ベンコズムは、その中で「スラント・アイ」と言われるアジア人差別的なジェスチャー(指で目を細めるもの)をし、視聴者から多くの抗議を受けていた。

それを受けてテレムンドTVは、タハーンとベンコズムの2名を無期限の職務停止としたと発表し、このようなジェスチャーは残念だと謝罪した。

またベネズエラレストランのシェフでもあるタハーン氏は、自身のツイッターで「アジアのコミュニティに対して不適切で無神経なジェスチャーだった」と英語、スペイン語で謝罪している。

昨年のMLBワールドシリーズでは、ヒューストン・アストロズのグリエルがダルビッシュ有に向けて彼らと同様の行為をし、5試合の出場停止処分を受けていることで有名だ。

サッカー界では昨年コロンビア代表MFエドウィン・カルドナが韓国との親善試合で「スラント・アイ」をし、こちらも5試合の出場停止処分を受けている。

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