いよいよ決勝トーナメントに突入するロシアワールドカップ。これまでは90分の戦いだったが、ここからは延長、さらにPK戦までもつれ込む可能性を考慮する必要がある。PK戦はこれまで数多くの優勝候補が涙を呑んできており、周到に準備しておかなければならない。
そんな中、スペイン『as』はすでにスペイン代表はPK戦にもつれ込んだ場合のキッカー5人を決めていると報じている。スペインは大会前から優勝候補に挙げられていたが、開幕直前に代表監督フレン・ロペテギが解任となり、グループステージでもイランやモロッコ相手に大苦戦するなど不安定なところが目立つ。ボールは支配してるのに90分間で決着をつけられずPK戦までもつれてしまったなんてシナリオは容易に考えられる。
同メディアによれば、フェルナンド・イエロ監督が選んだのはダビド・シルバ、ジエゴ・コスタ、イスコ、セルヒオ・ブスケッツ、アンドレス・イニエスタの5名だという。もちろんこの5名が120分を終えた段階でピッチに残っているかは分からない。しかしひとまずイエロはこの5人の精度を信頼しているようだ。
同メディアはこれまでもパネンカなど強心臓ぶりを見せてきたDFセルヒオ・ラモスが選外となっていることに驚いたようだが、イエロはそうしたギャンブルは好んでいないのか。ベスト16では開催国ロシア代表と対戦することになっているが、PK戦までもつれ込むシナリオは起こるか。