野球部全員に丸刈り命じる 広島の市立中で顧問教諭「連帯責任」

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 広島市安佐南区の市立中学校で今月、野球部の生徒が校内設備を壊したことへの「連帯責任」として、顧問を務める男性教諭が全部員に頭髪を丸刈りにするよう命じるなどの不適切な指導をしていたことが29日、分かった。

 学校によると教諭は、一部の部員が不注意で設備を壊したことへの反省を促すために丸刈りを指示したという。数日間で部員の半数近くが従った。事態を知った校長や保護者から「誤った指導」との指摘を受けたにもかかわらず、教諭は丸刈りにするかどうかを部員同士で話し合わせた。

 また別の日、部員が部室の鍵の管理を怠ったことに対し、学校の周囲を20~30周走るよう全部員に指示した。

 男性教諭は「衛生面から丸刈りがふさわしいとの考えがあった。チームをまとめ、力を付けたいとの思いもあった」とし、反省しているという。学校は戸別訪問による謝罪を指示した。