独自の色彩、写真490点 熊本市現代美術館で蜷川実花さん個展

会場に立つ写真家・映画監督の蜷川実花さん。床と壁に桜の写真が貼られている=熊本市現代美術館
ホテル日航熊本が販売するレアチーズムース

 写真家・映画監督として注目を集める蜷川実花[にながわみか]さん=東京=の国内最大規模の個展が30日、熊本市中央区の市現代美術館で開幕する。「虚構と現実」をテーマに、絢爛[けんらん]な色彩を放つ独自の写真世界を表現している。同館などの主催で、9月9日まで。

 蜷川さんは1972年生まれ。木村伊兵衛写真賞などを受賞。映画監督として「さくらん」「ヘルタースケルター」を手がけた。東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事を務めるなど、多彩に活動している。

 全国各地で開かれる巡回展の皮切り。会場には代表作の写真約490点が並ぶ。桜など九つのテーマで空間を構成。極彩色の花や、艶のある京都の芸妓[げいこ]と舞妓[まいこ]、ロックフェスティバルの熱狂、金魚などがモチーフとなっている。実父で舞台演出家の故蜷川幸雄さんの死と向き合った静かな作品もある。

 蜷川さんは報道陣に対し、「エネルギーがあって、居心地の良い場所に呼んでいただきうれしい。いろんな角度から作品を見てほしい」と話した。

 隣接のホテル日航熊本は会期中、蜷川さんの作品をイメージしたレアチーズムース(400円、1階ケーキショップ)などを販売する。(中原功一朗)

(2018年6月30日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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